【噺】落語に出てくる犬!@江戸を歩く

落語に出てくる 《


    


 


犬の災難(いぬのさいなん)⇒猫の災難

戌の歳(いぬのとし)⇒元 犬

犬の目(いぬのめ)

元 犬(もといぬ)


 


犬の目(いぬのめ)

 眼科医が患者から取り出した目玉を乾かしている間に犬に食べられ、

 医者は仕方なしに犬の目玉をくり抜いて患者にはめ込む。   

     ☆


 古典落語の演目の一つ。原話は安永二年(1773年)に出版された笑話本「聞上手」の一遍『眼玉』。

主な演者には、四代目橘家圓蔵や五代目三升家小勝、そして、非常に珍しい林家三平などがいる。

 上方落語では橘ノ圓都が断片的に記憶していたのを三代目桂米朝が仕立て直した。

  


元 犬(もといぬ)

 昔は野良犬がたくさんいましたが、その中に白犬は少なく、白犬は生まれ変わったら

人間になるなんて言われていた。

     ☆


 いつの頃か浅草の八幡様の境内に一匹の白犬が住み着いていて、参詣に来る人に

「お前はいつか人間に生まれ変わる」と言われていた。

 その白犬がどうせなら今すぐ人間になりたいと思い、八幡様にお参りを続けていると、

ある日本当に人間になってしまう。

 人間になったなら奉公しようと、通りかかった上総屋の旦那に奉公の斡旋を頼むが、

その時点で服は着ていないわ、立っていられず辺りを這うわ、雑巾を絞った水を飲もうと

するわでてんやわんや。

     ☆


 それでも、おもとさんという女中のいるご隠居を奉公先とすることにして、さっそく

そこに連れていきます。

 そこでも上げれといえば飛び上がってくるし、焙炉(ほいろ)を取ってくれと頼むと吠えてくる。

こりゃたまらんとご隠居さんが女中を呼び、「もと、もとはいぬか!」と叫ぶと

「はい、今朝、人間になりました」というサゲ


     

落語に出てくるは、次回に紹介します。


 


  

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《参考・引用・出典》

落語長屋 
http://www3.omn.ne.jp/~koeda/index.html

「落語家はなぜ噺を忘れないのか 柳家 花緑 (角川SSC新書)」

「新宿末広亭のネタ帳 長井 好弘 (アスペクト)」


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by inemuri_hansui | 2009-01-23 21:38 | 犬好き・猫好き | Comments(0)