ものの数え方・・・《 食べ物 編 》
いまは、簡単に、「一こ」「二こ」などと簡素化して、
味も素っ気も、無くなることが多いようです。
しょくじ ぜん はい くち しょく
食事----膳・杯・口・食
りょうり さら しな・ひん
料理----皿・品
おりづめ おり
折詰----折
かがみもち かさね
鏡餅----重
とうふ ちょう
豆腐----丁
こんにゃく ちょう まい
蒟蒻(菎蒻) -丁・枚
こんぶ れん
昆布----連
かつおぶし ほん れん ふし
鰹節----本・連・節
わかめ ほん
若布(若芽)- 本
だんご ほん くし
団子----本・串
わん く・こう きゃく
椀-----口・客
さかな ひき び ほん
魚-----匹・尾・本
一般に、尾ひれのついている小さめの魚は「何尾、何匹」と数えますが、
まぐろ、かつおなど大きな魚は「何本」、
哺乳動物であるくじら、いるかなどは「何頭」と数えるのが昔からの習慣です。
また、いか、たこは、広い意味の貝類(軟体動物)として扱われ、貝の音読みのバイから
「何バイ」と数えるようになり、杯または盃の漢字が使われます。
その他の特殊な例もあります。鯉(こい)は「折(おり)」。
しらうお、さよりなどの繊細な魚は、箸で挟んで数えたことから「条(または筋)」と書いて
「すじ」といい、二十条まとまると「一樗蒲(ちょぼ)」といいます。
また、するめや干した魚を十枚束ねたものを「一連」といったり、
百個を意味する単位の「足(そく)」という呼び方もあります。
いか はい ひき
烏賊----杯(盃)・匹
するめ まい れん わ
鯣----- 枚・連・把
たこ はい ひき
鮹(章魚)-- 杯(盃)・匹
きれいな日本語を大事にしたいものですね!。